里親になるのに特別な資格は必要ありませんが、里親を希望されるかたの住所地の都道府県に「登録」していただくことが必要です。養育里親を例にとり、その手続きと流れをご説明します。


@児童相談所へ相談
まず、お近くの児童相談所(和歌山県こども・女性・障害者相談センター、紀南児童相談所、新宮分室)にご相談ください。里親支援センター「なでしこ」も窓口となっております。「なでしこ」では、制度の詳しい説明や申請手続きに関することはもちろん、希望するかたの思いを受け止め、不安に思っていることなどなんでも聞かせていただき、相談に応じます。

A研修受講+家庭訪問(家庭調査)
養育里親希望者は、児童相談所を通して養育里親研修(基礎研修と認定前研修)を受講します(3年以上の児童福祉事業経験等を有する方については基礎研修が免除)。この課程を修了した方には修了証が交付されます。

B里親申請→家庭訪問(家庭調査)
研修の修了証を持って、里親となる申請を児童相談所にします。

C社会福祉審議会での審査→認定→登録
児童相談所長は県知事に進達し、知事は社会福祉審議会に諮問して、里親としての適格性について審議します。

知事は、社会福祉審議会の答申を受け、里親の認定の可否を行い、その旨を申請者に通知します。里親として認定されると、里親登録を行います。登録を受けてはじめて、子どもを委託されることが可能となります。

D委託の打診
里親家庭に委託する方針が出されると、登録されている里親家庭の選定が行われます。候補にあがった里親に、子どものプロフィール等が紹介され、委託が打診されます。

里親は家族とも話し合い、受託するか否かをよく考え、数日中に返事をします。

受託がむずしいと感じることも当然あるので、児童相談所のケースワーカーとも率直に話し合うことがすすめられます。

Eはじめての面会→交流
会ってみたいということになれば、里親と子どもがはじめて出会う場が設定されます。児童相談所の担当ケースワーカーや施設職員の立会いのもと、子どもとはじめての面会をします。これを通じて、子どもの意思の確認もそうですが、 里親も受託の意思について確認します。子どもや子どもの家庭などについて、気になることや疑問点は担当ケースワーカーに確認しましょう。

自分自身の気持ちの整理もそうですが、家族の同意が得られるかどうかも重要です。先輩里親や関係機関の職員に相談し、意見をきくことも、決断に大いに役に立つでしょう。

無理をせず、自分自身や家族のキャパシティや気持ちに向き合って、子どもとの交流をとおして受託か否かの意思を固めていってください。

子どもとのはじめての出会いから委託に至るまでには、面会→外出→里親家庭での外泊といったステップをふみます。

F委  託
里親家庭での外泊日数をだんだん増やしていき、1週間程度の外泊を行うようになり、問題がなければ、児童相談所での最終的な検討を経て、委託となります。